法語十二條（二〇二二年法雷月曆）

2022-01-01

一月

元日や　南無阿弥陀佛の宝船

元旦呀　南無阿彌陀佛之寶船

二月

行け来いの中で　忘るる　己れ哉

去來聲中 　忘我哉

三月

如来は真実　真実は如来

如來即真實　真實即如來

四月

自然法爾は　願力自然

大願業力に引かれ引かれて　往生す

自然法爾即　願力自然

大願業力牽引牽引著　往生

五月

佛法第一　親に孝行　人には親切

佛法第一　孝養父母　待人親切

六月

信心を　取ろう取ろうと　思わずに

本願力の月を見よ

莫想取想取信心

見本願力之月呦

七月

帰命は　本願招喚の勅命なり

大悲の願心　身にしみる

歸命者　本願招喚之勅命也

大悲願心　徹到身

八月

見てござる　護ってござる　待ってござる

看著我　護著我　等著我

九月

よしあしも　おもひも信も　わすれはて

仰げばそらに

澄める月かげ

 善也惡也　思也信也　皆忘卻

仰見

月澄明

十月

無碍光の　大悲のうちに　生も死も

於無礙光之大悲中 生與死

十一月

夜はくらし　道もわからぬ　その時に　

阿弥陀如来が手を引いて

本願力は大きいでなあ

夜暗　道迷　當此時

阿彌陀如來牽我手

本願力好大呀

十二月

本願のうちに　弥陀と私は　一つなり

 本願中　彌陀與我 為一也